お客様事例|株式会社大林組

首都高工事現場作業効率化への取り組みにBoxを活用


Customer Success Teamより、業界・業種別のBoxユースケースをお届けします。

ユースケースサマリー

  • 毎日の「安全作業指示書」は、関係業者がBoxに直接アクセスし、Excel Onlineで同時編集。
  • 現場で、iPadのBoxアプリで仕様書、設計書、計画書等を参照。
  • 電子納品のために、竣工図書会社へBoxで納品対象書類を共有。
  • eYACHOでBoxのファイルをインポートし書類作成に活用。

首都高大規模更新で最初の工事となる高速1号羽田線の東品川桟橋・鮫洲埋め立て部。今回は、その工事を請負う大林組JV (※)の工事長 横田さんに、土木工事現場でBoxをどのように活用されているか、お話を伺いました。

※JV(Joint Venture):一つの工事を施工する際に複数の企業が共同で工事を受注し施工するための組織のこと

工事に関わるJV9社にて、現場で利用するツールを検討された際に、以前から課題としてあったネットワーク・セキュリティ・PCに関する問題をBoxで解決することができたため、Boxの現場活用を決定されました。Boxを活用することで、ドキュメント管理になるべく人の手が介さないように工務の効率化を測ることができ、現場と事務所などのオフィスの情報連携も強化されたと、その効果を語っていただきました。現場の業務に根付いた詳細なユースケースをご紹介します!

株式会社大林組
大林・清水・三井住友・東亜・青木あすなろ・川田・東骨・MMB・宮地 高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)更新異工種建設工事共同企業体 首都高東品川JV工事事務所 工事長 横田 慎晶 氏 所属会社:株式会社 大林組

大林・清水・三井住友・東亜・青木あすなろ・川田・東骨・MMB・宮地
高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)更新異工種建設工事共同企業体
首都高東品川JV工事事務所
工事長
横田 慎晶 氏
所属会社:株式会社 大林組

業務内容について

Q: 業務内容について教えてください。

A: 現在は首都高速1号羽田線の東品川桟橋・鮫洲埋め立て部の工事を請け負っています。この工事の中で工務を担当しており、工事を円滑に進めるために現場管理、予算管理、品質管理書類や検査対応などに携わっています。その中でも特に中間検査の対応が多いです。中間検査とは、工事の施工期間中に行われるもので、工事の出来形や品質を証明する書類を揃えて、その書類を見ながら契約通りに工事が進んでいるか工事検査室よる検査を定期的に受検しています。

Boxについて

Q: 現場でのBoxの活用事例を教えていただけますか?

A: JVでの共同作業において、伝言によるミスや無駄な作業を削減するために、作業と作業の中間に人が介在しないように工夫しています。その取り組みの中でBoxが役立っています。具体的な使い方を一部ご紹介します。

Box Edit、Excel Onlineを用いた「安全作業指示書」の同時編集
「安全作業指示書」の管理をBoxで行っています。安全作業指示書は1日1ファイル、Excelを使って作成されており、業者別に作業内容が書かれています。Box上でJV関係者がアクセスできる共有フォルダを作成し、共有フォルダに保存している安全作業指示書を、各業者がExcel Onlineで開き同時編集機能を使ってファイルの更新作業を行っています。だいたい1枚につき12〜13名で編集しています。
今までは、安全当番が各業者の担当者に電話して、協力会社名・作業責任者・安全指示事項・予定人員などすべて書き込んでいたので、かなりの手間がかかる上、情報の詳細さ、確かさも欠いていました。
また、安全作業指示書をiPadを使って現場で打合せした生の情報で即更新できるようになったため、毎日実施される次の日の工事作業に関する打ち合わせに対する準備も効率的に行えるようになりました。

現場でiPadを使ってBox上の仕様書を参照
工事現場でもiPadを使ってBox上のファイルを参照しています。特に「土木工事共通仕様書」や「土木材料共通仕様書」は現場で見ることが多いです。以前は事務所にキングファイルに綴じてあるものが保管されていたので、事務所へ戻らないと確認できませんでした。また、「工事設計書」にいたっては1500ページを超えるものもあり、とても紙では持ち歩けません。
仕様書や設計書など情報量が多い資料や、変更作業計画書など最新の情報がまとめられている資料をiPadから参照できるようになったことで、人に聞かず現場ですぐに確認でき、発注者の質問に現場で即答できるため利便性は格段に上がっています。

株式会社大林組
現場でiPadを使って仕様書確認

竣工図書作成会社とのファイル共有
工事が竣工した場合、「竣工図書」という物を作成し、発注者に電子納品をする必要があります。電子納品用のディスクを作成するため、何千枚にも及ぶ書類を大量に渡す必要があります。
以前は、竣工完成図書作成会社さんが紙で印刷していた大量の書類を取りに来て、スキャンし電子化した上でディスクにするという作業を行っていました。
今はBoxで共有フォルダを作成し、竣工図書作成会社さんへファイルの受け渡しを行なっています。スキャンする枚数も減ったため外注作業費用も削減でき、受け渡しの手間もなくなりました。

Q: MetaMoJiのデジタル野帳「eYACHO」とBoxの連携について教えてください。

A: eYACHOからファイルインポート機能を駆使してBoxを活用しています。eYACHOで現場の帳票作成を効率よく行うため、帳票のレイアウト背景PDFデータやプルダウン選択フォーム内のリストデータをBox上にそれぞれ格納しています。そのファイルをeYACHOへインポートし、表示させています。

株式会社大林組
eYACHOにBoxのファイルをインポートし共有リストとして利用

株式会社大林組
eYACHOに取り込んだ共有リストから選択

Q: Boxを協力会社の方と使われていることで、最初Boxを使うことに抵抗がある方はいらっしゃいませんでしたか?

A: いなかったと思います。今までFaxで送っていた資料なども、Boxへのアクセス権を与えて直接アップロードしてもらうようになっています。
簡単なBox操作マニュアルは、自分で作成し、そのファイルも共有フォルダに置いています。マニュアルがないと、”めんどくさいから使わない”となってしまいかねないので、その障壁を取り除くためにも、マニュアルは作成しています。最初は、マニュアルを見ながら操作していただければ、すぐ慣れて抵抗なく使っていただいています。

Q: 工務の中で紙を減らしICTの活用を促進されていますが、苦労されたことはありますか?

A: 今までの工事現場では、紙で保管することが大半でした。しかし、本工事は10年間の長工期という問題があります。10年分の書類を紙で保管する事は、物理的に困難で、検索もできません。
紙ではいけない理由をきちんと発注者や取引先に伝えて、書類をデジタル化し、紙の量を減らすことによるメリットを理解していただけるよう働きかけを行っています。
また、今の建設現場の人手不足を根本的に解決するためには、現場だけではなく本社部門、第三者機関等と連携し、発注者に直接働きかけることで、本来必要がない仕事をどんどん減らしていかなければいけないと思っています。減らした上で、残った必要な仕事を、ICTを活用して更に効率化してきます。現状では工事現場で働いている方の中には、土木技術者ではない方も多くいらっしゃいます。経験が浅い方にも即戦力として働いてもらうためにも、書類作成はなるべく単純化し、iPadのようなデジタルツールを有効活用し作業を効率化していきます。

(インタビュー記事は以上となります。)

■Box機能について補足情報
*1) Excel Onlineで同時編集
Box Editの機能を使って、Microsoft Office Onlineで開くと共同編集が可能です。
詳しくはこちらを参照ください。
https://community.box.com/t5/統合のハウツーガイド/Box-for-Office統合/ta-p/6255#bfo_officeonline

株式会社大林組

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