現代の職場では、デバイスやプラットフォームを問わず、コンテンツにシームレスにアクセスできる必要があります。企業がハイブリッドなワークスタイルと多様なハードウェアを活用する中で、人々を重要なファイルに繋ぐツールは、変化するニーズを対応できるように進化していく必要があります。本日、Boxはその進化における重要なマイルストーンを発表いたします。
Box Drive for Windowsを刷新し、Windowsユーザー向けに特別に設計された、より新しく強化されたエクスペリエンスをお届けします。このアップデートでは、ネイティブなWindows APIを活用して、安定性、信頼性、およびオペレーティングシステムとの緊密な統合を向上させました。その結果、ユーザーが慣れ親しんで信頼いただいているBox Driveのエクスペリエンスを維持しながら、Windows環境で真にネイティブに感じられる、より一貫性と信頼性に優れたエクスペリエンスを実現しました。今回のアップデートで注目すべき3つの革新的な新機能をご紹介します。

Windows ARMデバイスをサポート
今回のリリースで最も注目すべき点の1つが、Windows SurfaceデバイスなどのARMベースのWindowsデバイスのサポートです。コンピューティング環境がARMプロセッサを搭載したより効率的で常時接続可能なデバイスに移行する中、IT管理者はエンタープライズグレードのクラウドストレージソリューションの登場を待ち望んでいました。
今回のアップデートにより、Box DriveをWindows ARMデバイス上でネイティブに実行できるようになり、デバイスの調達と展開計画に新たな可能性がもたらされました。企業は、コンテンツ管理ワークフローを中断することなく、ARMベースのノートパソコンやタブレットを安心して導入できます。これは、現場作業員、在宅勤務者、そしてデバイス展開においてバッテリー寿命と接続性を重視する企業にとって特に有益です。
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今回のリリースで最も注目すべき点の1つが、Windows SurfaceデバイスなどのARMベースのWindowsデバイスのサポートです。
Box シニアプロダクトマーケティングマネージャー ミシェル・シュー(Michelle Syu)
既知のフォルダリダイレクト
最も要望の多かった機能の1つである既知のフォルダリダイレクトも、今回のアップデートに含まれています。管理者はグループポリシーオブジェクト(GPO)などの使い慣れたツールを使用して、ドキュメント、デスクトップ、ピクチャなどのローカルフォルダをBox Driveに自動的に同期させるようにできます。
この機能は、企業でのデバイス展開における重大な課題を解決します。これまで、ユーザーがBoxのクラウドストレージ機能を利用するには、手動でファイルを移動したり、ワークフローを変更したりする必要がありました。今後は、エンドユーザーにとって移行が完全に透過的になり、重要なドキュメントが自動的にクラウドにバックアップされ、同期されるようになります。
ガバナンスの観点から、既知のフォルダリダイレクトはIT部門に強力な新機能を提供します。
- シームレスなユーザーオンボーディング: 新入社員は、手動で設定することなく標準フォルダを自動的にBoxに同期できます
 - データ保護の強化: 重要なドキュメントは自動的にクラウドにバックアップされるため、デバイスの故障によるデータ損失のリスクを軽減できます
 - デバイス管理の簡素化: ユーザーデータがBoxに安全に保存されているので、IT部門は安心しててデバイスの更新または交換ができます
 - コンプライアンスの向上: 自動同期により、重要なドキュメントに自社のコンテンツ管理および保持ポリシーを確実に適用できます
 
オフラインアクセス制御の強化
新しいBox Drive for Windowsでは、オフラインファイルアクセスをきめ細かく制御できるようになりました。ユーザーは特定のファイルをオフラインで利用できるように指定できるだけでなく、ダウンロードしたコンテンツの管理も強化できます。
この機能強化は、インターネット接続が制限されていたり、不安定な環境で頻繁に作業するユーザーにとって非常に重要です。客先に出張する営業担当者、遠隔地で働く現場作業員、接続環境の悪い地域に勤務する従業員は、最も重要なファイルをオフラインで利用できることを事前に確認できます。
オフラインアクセスの改善点は、次の通りです。
- オフラインで使用するファイルの選択: ユーザーは、オフラインで利用する必要があるファイルを正確に選択できるため、ローカルストレージの使用量が最適化できます
 - スマートキャッシュ: システムは、使用状況に基づいてローカルにキャッシュされるファイルをより適切に管理します
 - 明確なステータスインジケータ: ユーザーは、オフラインで利用可能なファイルを簡単に確認し、それに応じてローカルストレージを管理できます
 - 同期の信頼性の向上: 強化された同期機能により、接続が回復した際にオフラインでの変更が適切に反映されます
 
そのほかの機能強化
これら3つの機能に加えて、今回のリリースには、ユーザーエクスペリエンス全体を向上させるいくつかの改善も含まれています。
- 柔軟なストレージ管理: 管理者は、Boxフォルダの場所をシステムドライブ以外に変更できるようになりました。ローカルストレージの管理がより柔軟になり、多様なITインフラストラクチャ要件に対応できます
 - ユーザーエクスペリエンスの向上: ファイルエクスプローラに主要なアクションの進行状況インジケータが表示されるようになり、同期操作とファイル転送の状況をより明確に把握できるようになりました
 - ビジュアル統合の向上: アイコンの強化により、Windowsインターフェイス全体でBox Driveアイコンが統一され、ファイルの同期ステータスと可用性に関する視覚的なヒントがより明確になりました
 
これらの改善は、単なる機能追加にとどまりません。ARMサポート、シームレスなフォルダリダイレクト、強化されたオフラインアクセスなどを提供することで、Box Driveは単なるクラウドストレージツールではなく、Windowsオペレーティングシステムの真の拡張機能になります。
Box管理者は、この新しいバージョンのBox Drive for Windowsへの早期アクセスを選択できるようになりました。それ以外の場合は、今後数か月をかけてお客様に順次展開していく中で、このアップデートを段階的に利用できるようになります。
新しいBox Drive for Windowsを有効にする方法については、このサポート記事を参照ください。
※このブログは Box, Inc 公式ブログ(https://blog.box.com/)2025年10月28日付投稿の翻訳です。
著者: Michelle Syu, Product Marketing Manager at Box
原文リンク: https://blog.box.com/box-drive-windows-gets-major-upgrade-enhanced-performance-arm-support-and-folder-redirection
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