クラウド化とは?その基本メリットを解説

 2019.12.25  Box Japan

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インターネット経由で提供されるサービスを「クラウド」と呼称するようになってから、すでに10年以上が経過しています。今ではクラウドを利用するのは当たり前のこととなり、総務省の調査によれば日本では約60%の企業が何らかの形でクラウドを利用しているそうです。

参照:『「令和元年版情報通信白書(総務省)」

このブログでご紹介するのは、今皆さんの会社のシステムを「もしもクラウドに移行したらどうなるのか?」という、クラウド化の話です。新しくサービスを契約するのと、既存のインフラ(オンプレミス)をクラウドに移行するのとではまた違ったメリットなどがあります。オンプレミスにはないメリットがたくさんありますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

クラウド化とは?その基本メリットを解説

クラウド化とは?

クラウド化は、既存のインフラとして社内で整備されているサーバーやソフトウェアを、クラウドに移行することを指します。まず、クラウドの分類について整理します。

一般的にクラウドは、大きく分けて3つあります。アプリケーションのソフトウェアそのものをサービス提供するSaaS、もう一階層下のミドルウェアや開発環境などをサービス提供するPaaS、そしてサーバーやネットワークなどインフラをサービス提供するIaaSです。

クラウドと聞いて想像されるサービスの多くは、おそらくSaaSではないかと思います。たとえばインターネット経由で利用できるBoxなどのクラウドストレージ、プロダクティビティツールのOffice 365、CRM/SFAで知られるSalesforceなどがSaaSに該当します。

例えば、社内のファイルサーバーをSaaSで提供されるクラウドストレージの利用に変更することをファイルサーバーのクラウド化ということも、単純にファイルサーバーをIaaS環境に移行することもファイルサーバーのクラウド化と言います。

前者は、Boxなどのクラウド事業者が提供するサービスを利用するものなのでイメージしやすいかもしれません。サーバーやソフトウェア、ネットワークなどすべては自社のものではなく、インターネット上で展開されるサービス事業者の提供するサービスを利用します。

次に後者について詳しく説明します。今皆さんが使っている社内システムは、サーバー/ネットワーク/クライアント(ネットワークに接続されているパソコン)で構成されています。厳密にいえばサーバーにはOSやソフトウェアがインストールされていて、ネットワーク上には様々な機器が設置されていますがここでは意識しないでください。

この環境のうち、サーバーとネットワークは必ずしも社内に設置する必要はありません。IaaSを利用してインターネット上のサーバーにOSやソフトウェアをインストールして、インターネット回線を通じて使うことができます。そうした環境を構築することがいわゆるクラウド化です。

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クラウド化のメリット

ここ数年で、クラウド市場は急速に拡大しています。理由としてはクラウドに対するセキュリティの不安が解消されたことや、インターネット環境がより高速になり高いパフォーマンスが期待できるようになったことです。また、クラウドサービス提供事業者もユーザーのニーズに合わせた多種多様なサービスを提供し、洗練されてきたことも大きな理由と言えるでしょう。

それでは、クラウド化のメリットを1つ1つ確認していきましょう。

1. 初期投資が安価

クラウドを利用するにあたり、初期投資はほとんどかかりません。大体のサービスは初期費用が無料ですし、オンプレミスのようにサーバーの調達やネットワークの整備に時間を割くことはありませんから、自然と初期投資額が軽減されます。クラウドにおけるサーバーのインスタンス(立ち上げ)は数秒~数分なので、人件費もほぼかかりません。また、SaaSの場合にはすでに構築されたソフトウェアを利用できるため月額や年額費用の支払いのみで利用できます。

2. 適正コストが維持できる

IaaSのほとんどは従量課金制でサービスを展開しています。要するに使った分だけ料金を支払うシステムなので、必要以上のコストは発生しません。しかも、サービスの中には長期利用でディスカウントを適用してくれるものもあるので、お得に利用できるケースもあります。オンプレミスではサーバーを導入しても、100%のリソースを利用できるわけではなく、余剰資源を見込む分、投資対効果はどうしても下がってしまいます。また、SaaSの場合には、利用者のみの金額なので増減に応じて適正なコスト支出でサービスの利用が可能です。

3. 外部からアクセスできる

クラウドはインターネット経由で提供されるサービスなので、必ずしも社内(イントラネット)でアクセスする必要はありません。安全性の高いネットワークだと判断すれば、外部からでも同じ環境にアクセスできます。システム利用の幅が広がりますし、利用者に高い利便性を提供できるのもクラウドのメリットの1つです。

4. セキュリティが高い

「クラウドで情報漏えいが起きないか心配…」という声は今でも聞こえますが、この問題はすでに解消したと言ってよいでしょう。信頼できるサービスを選択すれば、むしろセキュリティは大幅に強化されます。多くのサービスはお客様のデータを保護するために堅固なセキュリティ対策を講じているので、今では安心して利用できるサービスがたくさん存在しています。

5. 拡張性が非常に高い

クラウド上でサーバーの性能をアップさせる、サーバー台数を増やすのはものの数秒~数分で完了します。管理画面から必要なリソースを選択するだけで、新しい環境を簡単に構築できます。その反対に、不要になった環境を何の迷いもなく削除できるのもまたクラウドのメリットです。その時々のビジネスニーズに合わせて簡単に環境を拡張/収縮できるので、柔軟なシステム環境を構築できます。SaaSの場合も同様で、利用者の増減は多くの場合、システムで簡単に設定が可能です。

6. 運用負担が非常に軽い

オンプレミスで発生するようなサーバーメンテナンス作業や、OSのアップデート作業などはクラウドでは不要です。インフラ面の保守運用はクラウドベンダーが完全に実行してくれるので、運用にほぼノータッチでシステムを利用できます。IT担当者の負担が軽くなれば、DXやクラウド時代に求められるより新しいIT戦略による攻めのITに注力できるようになります。

7. 最新のインフラを保てる

クラウドで利用しているインフラは、オンプレミスにありがちな、同じサービスでも導入時期の異なるインフラがあることによるばらつきはありません。ベンダーによって常に最新の状態が保たれます。それにより常にセキュリティレベルを担保できますし、前述のように運用負担が軽くなることで、様々な二次効果が発生するでしょう。

8. 古いシステムも使える

これはIaaSを活用した一つの利用シーンですが、古くなったシステムの延命手段としてもクラウドは利用できます。クラウド上に古いシステムに合ったインフラ環境を整えれば、サーバー老朽化などの問題からシステムを救い出して、今まで通り業務をこなすことができます。

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メリットばかりに目を向けないのが注意ポイント!

以上のように、クラウド化には素晴らしいメリットがたくさんあり、だからこそ多くの企業のインフラとして業務システムで採用されています。

ただし、メリットばかりではないことも忘れてはいけません。たとえば、運用負担は定量的に計りにくいコストのため、運用コストを考えないと利用環境によってはオンプレミスのコストを上回ることもありますし、インターネット経由ということもあり同じ環境で比較するとネットワーク帯域等によってはパフォーマンスが低下することもあります。また、問題になることは多くはありませんが、自社の要求値に合うかを見極めるためにも、クラウド事業者のSLAをチェックすることも必須となります。

そうした注意点にもしっかりと目を向けつつ、自社環境に合ったクラウドを利用することがその効果を最大限に引き出すための秘訣です。

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