2025年10月23日(木)、ビジネスで成果をあげたBox活用法をユーザー同士で共有し合うオンラインイベント「Box ユーザー祭り’25」が開催されました。
「Box Customer Award Japan」では、7社・1大学のファイナリストが独自のBox活用事例や運用にあたって工夫した点、経験談などをプレゼンテーションしました。本記事では、自社の業務にすぐに活用できるヒントが満載のBox ユーザー祭り’25全プログラムの様子をレポートします。ぜひご一読ください。
Box Customer Award Japan 受賞企業
今年のBox Customer Award Japanも、各社の発表後に、Box審査員とイベント視聴者の投票により優勝・準優勝企業が決定。本記事では、受賞企業2社の担当者のコメントからご紹介します。
優勝:北海道電力株式会社


DXデザイナー 夏井 祐人⽒
今回、Box ユーザー祭りに北海道の地から東京の会場に来て、こういった賞をいただけたことをとても嬉しく思っています。Box Enterprise Advancedの活用について発表しましたが、これから可能性がさらに広がっていくBox最上位プランを、当社も導入し始めたタイミングでもあるため、今回のイベントは私自身とても勉強になりました。今後も、皆さんと一緒にBox活用についての理解を深めていければと思っています。
準優勝:ヤンマーパワーテクノロジー株式会社


小形事業部 開発部 開発マネジメント部 技術管理グループ
田中 真紀⽒(左上)河瀬 磨美⽒(右上)
杉本 由美子⽒(左下)主幹 上里 晃一⽒(右下)
コメント:河瀬 磨美⽒
この度はありがとうございます。このような賞をいただけると思っていなかったので、嬉しい気持ちと緊張が混ざっています。というのも、私自身はIT部門出身ではなく、現場サイドからBoxを使った業務改善をさせていただいたからです。ITに対する知識が乏しい中で、何を聞いていいのかわからないという状態からプロジェクトがスタートしましたが、Box社の方も周りのメンバーも話を丁寧に聞いてくださったため、「こんなことを聞いたら笑われるかな」と思うようなことでも遠慮なく伝えることができました。それが結果的に、Boxのフル活用につながったと思っています。
午前の部#1 Box Champion オープニングパネルディスカッション
2024年のBox Customer Award Japanで各部門の優勝を果たした、株式会社オンワードホールディングスの杉本氏と井村屋グループ株式会社の山崎氏により、社内でBox活用を拡げるまでのサクセスストーリーをお届けしました。導入初期のつまずき、上層部に味方になってもらうためのアピール方法、ITリテラシー向上施策、公開範囲や段階的ロールアウトのコツ ── さらに“受賞後に何が変わったのか”という裏話まで、他社でも再現できるノウハウを深掘りしました。

午前の部#2 Boxの進化を見逃すな!新機能&裏話インタビュー
「知らない間にBoxの見た目が変わっている」「新しい機能が増えている」、そんな経験はありませんか? Boxでは各機能に製品責任者(PM:プロダクトマネージャー)がおり、より便利にBoxをお使いいただけるよう、日々奮闘しています。第三回目となる今回は、Box AI、Box Shield、Box Relayといった機能のプロダクトマネージャーに加え、日本のエコシステムソリューション担当者にもインタビューした様子をお届けしました。
※エコシステムソリューションとは:https://www.boxsquare.jp/hubfs/resource/book/index.html<

お昼の部#1 Box社員はBoxをこう使っている!2025年版
Box製品を私たちも社員として日常業務でフル活用しています。このセッションでは、カスタマーサクセス部門でBoxを活用しているユースケース(特にBox AI)をご紹介しました。

お昼の部#2 こんなこと聞いてもOK?Box社員に聞いてみよう!
Box製品に関する内容からBoxの企業文化まで、Boxユーザー祭り'25の視聴者の皆さまから寄せられたご質問に、忖度なしで(?)率直にお答えしました。ラジオ感覚でリラックスして楽しめる、お昼にぴったりの企画となりました。


発表#1 株式会社プロテリアル
Box AI を活用した Copilot と Power Automate による業務効率化

社内での Box AI、Microsoft Copilot、Microsoft Power Automate の活用事例を紹介いただきました。実際の業務効率化や自動化の取り組みを通じて得られた効果や工夫、社内での導入ヒントを分かりやすく解説いただきました。
セッションレポートはこちら発表#2 国立大学法人東京科学大学
大学統合への挑戦とBox AI学内展開のアプローチ〜Science Tokyo Boxの場合〜

2大学が統合し新大学となるにあたり、全学のクラウドストレージとしてのBoxをどのように設計しデータ集約と共有を進めてきたか、そこで直面した課題を含めて事例共有いただきました。さらに、Box内のデータを発展的に活用するアシスタントとしてBox AIに注目し、学内の生成AI利活用のムーブメントと一体となって展開を進める取り組みをご紹介いただきました。
セッションレポートはこちら発表#3 株式会社出前館
Boxを“使われる場”にする統制と自動化の仕組み

Box導入時に課題として挙がった「コラボレーション設定の煩雑さ」と「グループ機能の無制限な開放による統制不安」を解決した組織連携の自動化事例と、Box Hubsを活用した全社ポータルによる情報アクセス性向上の取り組みをご紹介いただきました。
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発表#4 株式会社ニデック
Box Signから始まるEnterprise Plus生活!

営業プロセス見直しに端を発した Box Sign の活用において、実際に仕組みを構築するまでに乗り越えた壁の数々と、Enterprise Plusで使えるようになった各機能の活用検討事例をご紹介いただきました。
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発表#5 北海道電力株式会社
進化した羅針盤と共に、次の航路へ! ~Box Enterprise AdvancedとAIが拓く働き方の未来~

本発表では、情報にあふれる現代の業務環境を“航海”に見立て、「これまでの試行錯誤から得た知見」を礎に、次なるステージを目指す取り組みをご紹介いただきました。Box Enterprise Advancedで「セキュアな業務推進基盤」へと進化させた実践例に加え、Box AIを新たな“航海士”として迎え、組織の知を未来への推進力に変えることで、「新しい働き方をどう拓いていくか」、その可能性を考察いただいています。
セッションレポートはこちら発表#6 株式会社JTB
脱!データ保管庫。「Boxなしでは業務が回らない」基盤の実現

2024年度よりBoxを導入し、それまでのファイルサーバーなどからの移行を実現。ファイルの保管庫としてだけでなく、社内外との共有やスキャンデータ電子化など、Boxならではの機能を活用しています。今回は、JTBグループがBoxを導入した背景から実務的な移行計画、そして高い定着率を支えた社内施策までをご紹介いただきました。
セッションレポートはこちら発表#7 株式会社新日本科学
全てのデータをBoxに!どこでもどのデバイスからでも安全・効率的な利用システム化を実現

オンプレミスファイルサーバーからのデータ移行時のポイントをはじめ、Box ShieldとBox Relayを用いた社外とのデータ共有時における誤操作防止対策、電子帳簿保存法対応のための他クラウドサービスとの連携、そしてBox Signの有効活用など様々な機能を活用した運用事例についてご紹介いただきました。
セッションレポートはこちら発表#8 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社
スモールスタートから広がる可能性 ~Box AI APIフル活用による電帳法対応、チャットボット~

データ改ざん防止目的でスモールスタートした後、新たな業務プラットフォームとして業務効率化に貢献するさまざまな試みについてご紹介いただきました。本発表ではBox AI APIやBox Relay などを用いた電子帳簿保存法への対応工数削減事例と、これまでのトラブル対応の情報を活用したチャットボットを開発、展開することにより回答工数削減と迅速な対応が可能となった事例をご紹介いただきました。
セッションレポートはこちらBox Japan 社長コメント
Box Japan 社長執行役員 佐藤 範之
いつもBoxをご利用いただき、誠にありがとうございます。今年も、年に一度のユーザーの皆さまのためのイベント「Box ユーザー祭り’25」を開催いたしました。
おかげさまで、Boxをご利用いただくお客様は国内で約2万1,000社にまで拡大し、業界や企業規模を問わず多くの皆さまに活用いただいております。
今年で6回目を迎えたBox Customer Award Japanも、過去の受賞企業の取り組みをはじめ、開発チームや7社・1大学によるユーザー視点の活用事例発表など、多角的な形でBoxの可能性を紹介いたしました。
そして、AIファーストの時代を迎えた今、Boxは“AIの民主化”を推進しています。全てのプランでAI機能をご利用いただけるようになり、さらに、より高い価値をお届けする新エディションBox Enterprise Advancedもリリースしました。
Boxは、お客様の成長と生産性向上をさらに後押ししていくサービスとして、これからも進化を続けてまいります。
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