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強力で安全なクロスプラットフォーム検索: Box MCPサーバーをGleanのMCPディレクトリに公開

 公開日:2025.09.29  Box Japan

Boxは、お客様が利用するあらゆるAIツールやAIエージェントで、お客様にとって最も価値の高いコンテンツを活用できるべきだと考えています。しかし、これまで課題となっていたのは、こうしたコンテンツを安全かつ効率的に利用することでした。多くの重要なワークフローにおいて包括的に情報を把握するには、Boxだけでなく、SlackGoogle WorkspaceConfluenceなどのほかのプラットフォームの情報も検索する必要があります。本日、Boxは、Gleanの新しいMCPディレクトリのローンチパートナーとなりました。これにより、Box MCPサーバーを利用して、安全かつインテリジェントなクロスプラットフォーム検索が可能になります。

この統合は、企業のIT部門の責任者が抱える共通の課題、すなわち従来のエンタープライズサーチの高コストかつ複雑な運用という問題を解決します。これまでは、企業コンテンツをサードパーティツールで検索できるようにするために、膨大な時間と労力をかけてデータを手動のインデックス化する必要がありました。このプロセスは、APIの呼び出し回数が多く、処理時間がかかり、コストが高額であるだけでなく、機密データを別のプラットフォームに移動させることによるセキュリティリスクが生じる可能性があり、権限設定が同期しないという問題もありました。

Boxを検索ツールの安全なコンテンツ基盤として活用

Box MCPサーバーとGleanの統合により、このパラダイムが変わります。Box MCPサーバーが、Gleanが他のプラットフォームと一緒にBoxコンテンツをリアルタイムで検索できるようにします。Box MCPサーバーは一元管理されたブリッジとして機能し、あらゆる検索クエリでBoxに設定されたアクセス権限と管理ルールを確実に適用します。AIエージェントや検索ツールは、ユーザーがアクセス権限を持つコンテンツに安全にアクセスし、ファイルから必要な情報をスムーズに抽出できるようになります。これは、AIを活用した検索ツールの導入しようとしている企業にとって、大きなメリットとなります。

  • セキュリティの強化: お客様のコンテンツはBoxに保存され、エンタープライズグレードのセキュリティと既存のガバナンス管理によって保護されます。Box MCPサーバーにより、すべてのインタラクションにユーザーの権限が適切に適用されます。
  • 効率性の向上: コンテンツに直接アクセスできるので、これまでエンタープライズサーチが抱えていた課題、つまり過負荷なAPI呼び出しやインデックス作成の遅延などを回避できます。
  • 統合されたAIエージェントエコシステム: Boxを安全なコンテンツ管理プラットフォームとして活用することが、AIエージェントエコシステムを統合していくための新たな一歩となります。主要なツールで、非構造化データをSingle Source of Truth(信頼できる唯一の情報源)として活用できるようになります。

セキュアで統合された検索の活用

BoxGleanを使用すれば、セキュリティを損なったり、IT予算に負担をかけたりすることなく、必要な情報をこれまで以上に迅速に見つけることができます。

  • 営業部門: 顧客に関するあらゆる情報を一元管理することで、商談のスピードを加速できます。営業担当者は、1回の検索で、Boxからマスターサービス契約書を即座に取得し、Zendeskで最新のサポートチケットを確認し、Salesforceで顧客データを確認し、SlackGmailで関連する会話を見つけて、契約更新の準備を効率的に進めることができます。
  • マーケティング部門: コンテンツと計画資料を一括検索することで、キャンペーンの立ち上げを効率化できます。マーケティング担当者は、Boxで承認されたブランドアセットとメッセージングガイドを検索し、Confluenceでプロジェクトのタイムラインとクリエイティブブリーフを確認することで、包括的なキャンペーン展開計画を作成できます。
  • 研究開発部門: 技術ドキュメントと開発作業を結び付けることで、開発者の生産性を向上できます。エンジニアは、1回のクエリで、Boxで技術仕様書やアーキテクチャ図を検索し、それらをConfluenceの製品要件と照合し、GitHubで関連するコードのコミットとディスカッションを確認できます。
  • カスタマーサポート部門: サポート担当者に必要な情報を一元的に提供することで、問題解決までの時間を短縮できます。サポート担当者は、Boxで顧客との契約書とSLAを検索し、Zendeskで対応中のチケットを確認し、Slackでエンジニア間の社内トラブルシューティングのやりとりを見ることで、顧客の問題解決に必要な情報を迅速に把握できます。

Glean MCPディレクトリに近日公開予定

Box MCPサーバーは、Gleanの新しいMCPディレクトリに近日公開されます。他のプラットフォームとともにBoxの企業コンテンツから、インサイトをより迅速かつ安全に得ることができるようになります。GleanBoxとのパートナーシップや新しいMCPディレクトリの詳細については、Glean: LIVE Fall '25をご覧ください。

Box MCPサーバーは、GleanAnthropic ClaudeGitHub CopilotMistral Le ChatMicrosoft Copilot Studioなど、お客様がすでに利用しているツールとシームレスに連携できます。Salesforce Agentforceにも近日中に対応予定です。Box MCPサーバーを活用方法や企業への導入方法の詳細については、開発者向けドキュメントをご覧ください。

※このブログは Box, Inc 公式ブログ(https://blog.box.com/)2025年9月25日付投稿の翻訳です。
著者: Sally Li, Senior Product Marketing Manager at Box
原文リンク: https://blog.box.com/glean-mcp-directory

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