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ファイルサーバーを移行する方法とは?
移行の目的や注意点について解説

 公開日:2020.03.23  更新日:2023.12.05

AI Connect Spring 2024

ファイルサーバーには企業の重要情報が保存されています。それらを新しいファイルサーバーへ移行するにはさまざまなリスクを伴うため、ファイルサーバーの移行は慎重、かつ計画的に行わなければいけません。
本稿では、ファイルサーバーを移行する方法をはじめ、移行する目的や注意点について解説します。

ファイルサーバーの移行の際に確認したいポイントを解説

ファイルサーバー移行の方法

ファイルサーバーを移行する方法は、大きく分けて2つあります。移行作業にかけられる期間やコストを考慮しながら比較検討しましょう。

1. 自社で移行する

ひとつ目は、自社で移行する方法です。ファイルサーバー移行に関するスキルを備えたエンジニアが担当すれば、外注するよりもコストを抑えることができます。優先順位を細かく調整できること、突発的な事態にも柔軟に対応できることもメリットに挙げられます。
ただし、エンジニアにスキルやノウハウが不足している場合、移行期間が長期にわたったり、人為的なミス・システム障害・データの破損が起こったりする恐れがあります。

2. 移行サービスを利用する

ふたつ目は、ファイルサーバーの移行を専業としている企業に依頼する方法です。自社で行うよりコストはかかりますが、ファイルサーバーの移行に伴うシステム停止期間を短くしながら、正確かつ安全にファイルサーバーの移行を行うことができます。
企業によっては、データやアクセス権限の移行作業だけでなく、事前検証、リハーサル、移行後の検証までをワンストップで行ってくれる場合もあります。当然ながら、企業の基幹となるデータを預けるため、信頼できる企業に依頼しましょう。

ファイルサーバー移行時の6つの注意点

ファイルサーバーを移行する際の注意点を6つ紹介します。特に自社で移行作業に取り組む場合は、次に挙げる注意点をふまえつつ、しっかりとスケジュールとプランを練ることが大切です。

1. 事前にバックアップを取る

ファイルサーバーの移行中に万が一障害が発生した場合、移行中のデータが破損し、失われてしまう可能性があります。予期せぬ障害に備えて、移行前には必ずバックアップを取りましょう。

2. 移行データに優先順位をつける

ファイルサーバー移行を効率良く進めるには、移行するデータに優先順位を付けることが重要です。日常業務に欠かせないデータを優先的に移行すれば、移行期間の前後でも業務がスムーズに進みます。

3. 移行は段階的に進める

優先順位を付けたデータは段階的に移行を進めましょう。量にもよりますが、1日で全データを移行しようとすると問題が起きやすくなります。移行作業に時間がかかってしまい、結果的に日常業務に支障をきたすことにもなりかねません。段階的にデータ移行を進めることでリスクを回避できます。

4. データの転送速度を監視する

ファイルサーバーの移行作業中はサーバーの転送速度や負荷が変動します。サイズの大きいファイルを移行するときほど負荷が大きくなるため、データ転送速度を監視していないとパフォーマンスの低下や障害発生を見逃す可能性があります。ファイルサーバー移行作業中は必ずデータ転送速度を監視し、負荷のバランスを調整しましょう。

5. バックアップ計画を見直す

分散環境下で運営されていたファイルサーバーは、それぞれ異なるバックアップ基準で運用されていることも少なくありません。各部門・各拠点の担当者が、それぞれ独自の基準で管理しているケースもあります。中央の情報システム部門主導でファイルサーバーの統合を行う場合は、サービスレベルを保証するためにバックアップ計画を見直す必要があります。

6. 社内アナウンスと教育を実施する

ファイルサーバーの移行にともない、これまでとは違った方法でファイルにアクセスしなければならない場合、すべての従業員にアクセス方法を伝える必要があります。それを怠ってしまうと現場で混乱が起き、日常業務が滞ってしまいます。新しいファイルサーバーの利用方法をしっかりとアナウンスし、教育を行うことが必須です。周知に必要な期間や手順なども移行計画の中に忘れずに盛り込んでおきましょう。

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ゴウダ株式会社 事例紹介資料

ファイルサーバー移行の目的

ファイルサーバー移行の目的について確認しましょう。目的が曖昧なまま進めると、移行後にミスマッチが生じてしまい、かえって非効率な結果を招きます。

1. ハードウェアの刷新

ファイルサーバーとして利用しているハードウェアが古くなると、さまざまな問題が発生します。最も大きな問題は、ハードウェアの「OSサポート期限切れ」です。Windows Server 2012および2012 R2の延長サポートは、2023年10月10日ですでに終了しています。
延長サポートとは、メインサポートが終了した後に適用され、セキュリティプログラムの更新を継続的に行うものです。この延長サポートが終了すると、OSサポートは完全に終了します。新しく問題が出た際に対応されず、セキュリティリスクが増加する可能性があるため、サポート期限が切れる前に新しいOSに対応したハードウェアへの刷新が必要です。

2. パフォーマンス向上

現在稼働しているハードウェアが新しいものであっても、パフォーマンス向上やセキュリティ強化のためにファイルサーバーを移行するケースもあります。たとえばWindows Server 2022とWindows Server 2019とでは、サポートされている仮想マシンメモリに4倍の差があり、セキュリティ機能を含むさまざまな新機能が追加されています。
そのため、サポート期間に関係なくハードウェアやOSを最新のものにすることで、パフォーマンス向上やセキュリティ強化が期待できます。

3. 運用管理効率の向上

ファイルサーバーは、部門や拠点ごとに分散管理されているケースが少なくありません。このような場合、情報システム部門が会社の基準となるセキュリティを各ファイルサーバーに適用し、ガバナンスやコンプライアンスを守るための管理が困難になります。
ファイルサーバーの運用管理効率の向上、セキュリティの強化を考慮すると、新しいファイルサーバーへ移行すると同時に、統合的なファイルサーバー環境を構築する必要があります。

4. ストレージコスト削減

分散管理されたファイルサーバーには、必要以上にコストがかかっている可能性があります。たとえば拠点Aのファイルサーバーでは容量を10%程度しか使用していないのに対し、拠点Bのファイルサーバーでは容量がMAXに達し、ファイルサーバーの買い替えやストレージ追加を検討しているとします。このとき、拠点Bが拠点Aのファイルサーバーの空き領域を使用できれば、ストレージコストは確実に削減されます。

5. セキュリティ向上

旧式のファイルサーバーは、ランサムウェアなど最新のサイバー攻撃に対する機能が十分ではありません。サイバー攻撃を受けると、自社だけでなく、サプライチェーン全体や顧客にまで深刻な被害が拡大する恐れがあります。いったん被害を受けるとトラブルを収束させるのは難しく、企業としての信頼性まで大きく損なわれてしまう可能性があります。ファイルサーバーの適切な運用を通して、ビジネスリスクを最小限に抑えることが欠かせません。

6. クラウドストレージの利用

OSのサポート期間の終了やセキュリティへの懸念に伴って、従来のオンプレミス型からクラウドストレージへの移行を検討している企業は少なくありません。クラウドストレージとは、クラウド上でファイルを保管・管理するサービスを指します。クラウドストレージを利用すると、ファイルへのアクセス性が高まります。インターネットに接続できればどこからでもファイルにアクセスでき、複数のデバイスで同じファイルを共有可能です。社内のファイルやデータを一元管理できるため、業務効率化の促進やガバナンスの強化も期待できます。

ファイルサーバー移行なら「Box」のクラウドストレージ

ファイルサーバーは自社での運用管理が必要となり、業務や部署を横断した検索が困難、リモートアクセスができないなどの課題があります。クラウドストレージを用いれば、部門ごと・担当者ごとに分散管理していたファイルやデータを一元的に管理・運用できます。場所・時間を問わずに必要な情報にアクセスできるため、リモートワークの基盤として有効であるだけでなく、データに基づいた迅速で高精度の意思決定が可能になるなど、多くのメリットがあります。そのため昨今では、ファイルサーバー移行に際し、クラウドストレージやクラウドストレージの機能を包含したコンテンツクラウドを検討する企業が増えています。
「Box」は、「働き方をシンプルに」をミッションに掲げ、各業務のアプリケーションをコンテンツでつなぐことで企業の生産性とセキュリティの向上に寄与する企業です。「Box」のクラウドストレージなら、セキュリティ対策やストレージの追加など、ファイルサーバーを自社で運用管理する労力が必要なく、リスクも低減できます。ファイルサーバーが抱える問題を、ひとつのソリューションですべて解決できます。

参照:関連記事:Boxとファイルサーバーとの違いは?

まとめ

ファイルサーバーの移行を実施する際は、自社で実施するにせよ、移行サービスを利用するにせよ、移行する目的を明確にした上で、データに優先順位を付けるなどのポイントを押さえることが大切です。

ファイルサーバーの移行を分散管理しているファイルやデータを一元管理する良い機会ととらえて、Boxなどが提供するクラウドストレージの利用を検討しましょう。
クラウドストレージを使うことは、業務効率の向上につながるだけでなく、物理的なオフィスに縛られずとも各従業員がパフォーマンスを発揮できる「デジタルワークプレイス」の構築にもつながります。データドリブンな判断をしやすくなるのも利点です。

事前にしっかりと計画を立てて、スムーズなファイルサーバー移行を実現しましょう。

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