ファイルサーバーの移行の際に確認したいポイントを解説

 2020.03.23  Box Japan

ファイルサーバーには企業の重要情報が管理されています。それらを新しいファイルサーバーへ移行するにはさまざまなリスクを伴うため、ファイルサーバーの移行は慎重、かつ計画的に行わなければいけません。

本稿では、そんなファイルサーバー移行の際に確認しておきたいポイントについて解説します。

ファイルサーバーの移行の際に確認したいポイントを解説

ファイルサーバー移行の際の確認ポイント

ファイルサーバーを移行するにあたっては、システムインテグレーター等に依頼するケースと企業独自で移行するケースがあります。

システムインテグレーター等に依頼する場合は、コストはよりかかります。ただし、ファイルサーバー移行に関するノウハウを持っている事業者を選べれば、安全かつ効率的に移行を進めることができるでしょう。重要な情報資産を適切に移行できるよう、事業者の選定は慎重に行いたいところです。

自社で独自に行う場合、ファイルサーバー移行に関する豊富な知識を持ったエンジニア等の人材が必要となります。ただし、ファイルサーバー移行には工数はかかるものの、難易度の高い専門的な技術はさほど必要とされないため、システムインテグレーター等に依頼するよりも安価に実施できるケースもあります。

いずれの方法を選択する場合でも、以下に解説する確認ポイントに注意しながらファイルサーバーの移行を進めていきましょう。

1. データバックアップ

ファイルサーバーの移行中に万が一障害が発生してしまうと、移行中のデータが破損し、失われる可能性があります。障害はどういった原因で起こるか予測できない部分も多いため、ファイルサーバー移行前のバックアップが無いと破損したデータは完全に失われてしまいます。場合によっては移行元ファイルサーバー内のデータのすべてが破損する可能性も考えられるため、ファイルサーバー移行前にデータのバックアップを取っておく必要があります。

2. 移行するデータの優先付け

ファイルサーバー移行を効率良く進めるためには、移行するデータに優先順位を付けて移行作業にあたることが重要です。特に、業務に必要なデータを優先的に移行することは、日常業務に支障をきたさないことにつながります。

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3. 段階的にデータを移行する

優先順位を付けたデータは段階的に移行を進めていきましょう。量にもよりますが1日ですべてのデータを移行しようと計画すると、問題が起きやすくなりますし、移行作業に時間がかかり業務に支障をきたします。そのため、段階的にデータを移行していくことでさまざまなリスクを回避できます。

4. データ転送速度を監視する

ファイルサーバーの移行作業中は、サーバーの転送速度や負荷が変動します。サイズの大きいファイルを移行するときほど負荷が大きくなるため、データ転送速度を監視していないとパフォーマンスの低下や障害発生を見逃す可能性があります。従って、ファイルサーバー移行作業中は必ずデータ転送速度を監視し、負荷のバランスを調整していきましょう。

5. バックアップ計画の見直し

分散環境下で運営されていたファイルサーバー等は、それぞれ異なるバックアップ基準で運用されていることもあるでしょう。各部門・各拠点の担当者がそれぞれ適当に管理しているケースもあります。今後、中央の情報システム部門主導でファイルサーバーの統合を行う場合は、サービスレベルを保証するためにバックアップ計画を見直す必要があります。

6. 教育及びアナウンスの実施

ファイルサーバーを移行したことにより、これまでとは違った方法でファイルにアクセスしなければならない場合、ユーザーにアクセス方法を伝える必要があります。ファイルサーバー利用方法の教育及びアナウンスは、移行計画の中に盛り込んでおく必要があります。

ファイルサーバー移行の重要性

ここまで、ファイルサーバー移行における確認ポイントをについて解説しました。では、ファイルサーバー移行の重要性とは何でしょうか?6つのポイントを確実に押さえて、円滑かつ正確なファイルサーバー移行を目指しましょう。

1. ハードウェアの刷新

ファイルサーバーとして利用しているハードウェアが古くなってしまうと、さまざまな問題が発生します。最も大きな問題は、ハードウェアの「OSサポート期限切れ」です。Windows Server 2008および2008 R2は延長サポートが2020年1月14日に終了しています。

延長サポートとは、メインサポートが終了した後に適用されるものでありセキュリティプログラムの更新を継続的に行います。この延長サポートが終了すると、OSサポートは完全に終了します。そのため、新しく問題が出た際に対応されず、セキュリティリスクが増加する可能性があり、サポート期限が切れる前に新しいOSに対応した新しいハードウェアへの刷新が求められます。

2. パフォーマンス向上

現在稼働しているハードウェアが新しいものであっても、パフォーマンス向上やセキュリティ強化のためにファイルサーバーを移行するケースがあります。たとえばWindows Server 2012とWindows Server 2016では、サポートされている仮想マシンメモリに12倍の差があり、セキュリティ機能でも多くの差があったりと、機能性に多くの違いがあります。

そのため、サポート期間に関係なく、ハードウェアやOSを最新のものにすることでパフォーマンス向上やセキュリティ強化が期待でき、ファイルサーバーのパフォーマンス向上につながります。

3. 運用管理効率の向上

ファイルサーバーは部門ごと、拠点ごとに分散管理されているケースが実際には多いでしょう。このような場合、情報システム部門で分散されたファイルサーバーに会社の基準となるセキュリティを適用し、ガバナンスやコンプライアンスを守るための管理が困難になります。

ファイルサーバーの運用管理効率の向上、セキュリティの強化などを考慮すると、新しいファイルサーバーへ移行すると同時に、統合的なファイルサーバー環境の構築が必要になります。

4. ストレージコスト削減

分散管理されたファイルサーバーには必要以上のコストがかかっている可能性があります。たとえば拠点Aのファイルサーバーでは容量を10%程度しか使用していないのに対し、拠点Bのファイルサーバーでは容量がMAXに達し、ファイルサーバーの買い替えやストレージ追加を検討しています。この時、拠点Bが拠点Aのファイルサーバー空き領域を使用することができれば、ストレージコストは確実に削減されます。

ファイルサーバー移行はクラウドストレージを検討する

昨今では、ファイルサーバー移行に際し、クラウドストレージやクラウドストレージの機能を包含したクラウドコンテンツ管理のサービスを検討する企業が増えています。クラウドストレージとは、インターネット上に用意された大規模なストレージ環境であり、社内にファイルサーバーを設置しなくても、企業の情報資産を管理できるサービスです。

クラウドストレージはインターネット経由で利用するため、分散管理していたファイルサーバーを統合的に管理したり、拠点間でストレージ領域を共有したりと、従来のファイルサーバー環境には無かったメリットがたくさんあります。また、昨今では働き方改革リモートワークを実現する上でも必要不可欠になっています。

ファイルサーバー移行は非常に良い機会となるため、ファイルやドキュメントといったコンテンツの業務でのあり方を再定義し、テレワークデジタルトランスフォーメーション(DX)を見据え、物理的なオフィスに縛らずとも済む「デジタルワークプレイス」の構築も念頭において、クラウドストレージやさらに付加価値のあるクラウドコンテンツ管理の活用を検討すると良いでしょう。

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