2023年10月19日(木)、ビジネスで成果をあげたBox活用法を、ユーザー同士で共有し合うプログラム、「Box Customer Award Japan 2023」が開催されました。今年は例年のアワードプログラムに先立ち、Box Champion によるパネルディスカッションや製品開発部門へのインタビューを午前の部に加え、パワーアップしたオンラインイベント、「Box ユーザー祭り’23」として行われました。午後の部では、書類審査を勝ち抜いた大企業部門 4 社と中小企業部門 4 社、計 8 社のファイナリストが集結。独自のBox活用事例や運用にあたって工夫した点、経験談などを発表いただきました。各社の発表後には、Box審査員とイベント視聴者の投票により、各部門のアワードも決定!
本レポートでは、アワード受賞企業のインタビューを含め、例年以上の盛り上がりを見せたプログラムの様子をお届けします。自らの業務にすぐに活用できるヒントも盛りだくさん。ぜひご一読ください!
受賞企業
中小企業部門:優勝
塩野香料株式会社
経営管理部情報システムGr 枝木 由希子さん
受賞の報を聞いて社員一同、大変喜んでおります。受賞は社員みんなで取り組んできた成果だと思います。今回の取り組みを通じて感じたのは、できない理由を言い出すとたくさん出てきてしまうけど、一緒に進めてくれる仲間を増やせば、多くのことが実現するということです。塩野香料は「老舗の変革企業」ということで、これからもチャレンジを続けていきますので、ご期待いただければと思います。
大企業部門:優勝
小野薬品工業株式会社
デジタル・IT戦略推進本部 IT戦略企画部 ユーザエクスペリエンス課
宗綱 葵さん
まさか、選んでいただけるとは思っていなかったので、驚いています。ありがとうございます。
Boxを導入することによって、コミュニケーションを加速したり、ファイル共有を統一したりすることができるので、ビジネスを進めていくうえで、競争力を高めることにつながると思っています。そういったところを意識して、社内での展開を進めています。「Microsoft Teams」との連携についても、当社の事例を参考にしてみてください。間違いなく、業務の効率化につながると思います。
各社の発表内容については、本レポートの午後の部のパートをご参照ください
午前の部#1 Box Championオープニングパネルディスカッション
Champion達が注目!今後のBox製品アップデート情報
BoxにはBoxご利用のお客様の中で、Boxに対して深い知識を有し、Boxの価値を最大化させるような活用をしつつ、社内・社外にもその魅力を発信してくださっている方々をChampionとして認定する取り組みを行っています。そんなBoxを知り尽くしたChampionsが製品アップデート情報をもとにあれやこれやとディスカッション!楽しく製品情報のキャッチアップ、意見交換が行われました。
ファシリテーター
![原田 修平さん](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-nri-v2.png?width=150&height=150&name=profile-nri-v2.png)
原田 修平さん
株式会社野村総合研究所
DX基盤事業本部
デジタルワークプレイス事業三部
シニアアソシエイト
パネリスト
![高山 百合子さん](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-makita.png?width=150&height=150&name=profile-makita.png)
高山 百合子さん
株式会社マキタ
執行役員 情報企画部 部長
![樋口 洋子さん](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-BIPROGY.png?width=150&height=150&name=profile-BIPROGY.png)
樋口 洋子さん
BIPROGY株式会社
プロダクトサービス第一本部
プロダクト一室一課
![宮﨑 晴基さん](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-nse.png?width=150&height=150&name=profile-nse.png)
宮﨑 晴基さん
日鉄エンジニアリング株式会社
ICT企画推進部
シニアマネジャー
![中島 正太さん](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-YAMADA.png?width=150&height=150&name=profile-YAMADA.png)
中島 正太さん
山田コンサルティンググループ株式会社
管理本部 情報システム室 室長
Box Champion達によりディスカッションされたBoxの新機能
- 管理者インサイトの刷新
- 外部コラボレーションの機能強化
- Box for Microsoft Office (desktop app) の共同編集機能
- Box Shield の機能強化
- Box Governance の機能強化
- Box AI のリリース
午前の部#2 機能開発の裏に迫る!Box工場見学ツアー
Boxを使っていると、ある日気づいたらボタンが増えていたり、見た目が変わっていたりと、新しい機能が追加されていることがありますよね。Boxでは、一体どのような人たちが、どのような想いで日々製品開発に携わっているのか。Boxウェブ版全域/ Box Notes、Box Canvas、管理コンソール、Box Shield、Box AIでの5つの領域における機能開発の裏に隠されたストーリーをご紹介。初公開の情報なども満載!特にBox AI開発責任者のインタビューは必見です!
モデレーター
寺本 敬一
株式会社Box Japan
プロダクトローカライゼーション
シニアプロダクトローカライゼーションマネージャー
![打越 聖記](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-uchikoshi.png?width=175&height=175&name=profile-uchikoshi.png)
打越 聖記
株式会社Box Japan
カスタマーサクセスマネージャー
スピーカー
![Boxウェブ版全域/ Box Notes担当 Burke Culligan VP, Product Management](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-burke_culligan.png?width=150&height=150&name=profile-burke_culligan.png)
Boxウェブ版全域/ Box Notes担当
Burke Culligan
VP, Product Management
![Box Canvas担当 Ray Huie Group Manager, Product Management](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-RayHuie.png?width=150&height=150&name=profile-RayHuie.png)
Box Canvas担当
Ray Huie
Group Manager, Product Management
![管理コンソール担当 Katia Krasko Product Manager II, Insights & Reporting](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-KatiaKrasko.png?width=150&height=150&name=profile-KatiaKrasko.png)
管理コンソール担当
Katia Krasko
Product Manager II, Insights & Reporting
![Box Shield/セキュリティ関連担当 Daphne Zhao Director, Product Management](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-DaphaneZhao.png?width=150&height=150&name=profile-DaphaneZhao.png)
Box Shield/セキュリティ関連担当
Daphne Zhao
Director, Product Management
![Box AI担当 Tyan Hynes Group Product Manager](https://www.boxsquare.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/profile-TyanHynes.png?width=150&height=150&name=profile-TyanHynes.png)
Box AI担当
Tyan Hynes
Group Product Manager
[セッションの内容は近日公開]
大企業部門発表#1 小野薬品工業株式会社
BoxとTeamsの連携で達成した業務プロセスの効率化
小野薬品工業株式会社様ではグローバル化を見据え、IT基盤の刷新やDX推進に取り組んでいますが、2022年5月にはその一環としてビジネスソフトウエアをMicrosoft 365に切り替えられました。しかし、切り替えにあたって乗り越えなければならない課題に直面。そして、Box for Microsoft Teamsを導入し、この課題を解消。その経緯や導入時の工夫をご紹介頂きました。
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大企業部門発表#2 株式会社野村総合研究所
コラボレーションのジレンマ
社外とのコラボレーションを制限すればシャドーIT発生のリスクが生じ、制限をなくせば情報漏洩リスクが生じる。株式会社野村総合研究所様ではこのような“コラボレーションのジレンマ”を、BoxをベースにBox Relayやファイルリクエスト、各種APIを組み合わせた仕組みを構築することで解消されました。その詳細をご紹介頂いています。
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大企業部門発表#3 株式会社スクウェア・エニックス
導入前に検討するべきBox設計のポイント
フォルダ設計~Box Shield設計~利用開始 までを振り返る
株式会社スクウェア・エニックス様での取り組みを紹介しながら、Box導入前に検討しておくべきことについてご説明頂いています。統制のとれた形でBoxの利用が開始できるだけでなく、導入後の管理運用業務の負担軽減にも寄与する内容なので、ぜひ参考にしてください。
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大企業部門発表#4 日立建機日本株式会社
日立建機 全社ドキュメント管理とコンテンツ利活用基盤の構築
日立建機日本株式会社様は「革新的ソリューションの提供ができる、真のソリューションプロバイダー」を目指し、事業を展開されております。そして、その実現のためには「全社ドキュメント管理」と「コンテンツ利活用基盤」の構築が必要不可欠だと考え、Boxを導入されました。その取り組みの内容をご紹介頂いています。
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中小企業部門発表#1 塩野香料株式会社
導入半年でユーザーの97%が毎日活用!
老舗の変革企業が創り上げたシンプルBox活用術
200年以上の歴史をもつ総合香料メーカーである塩野香料株式会社様では「香りで人と文化を育む老舗の変革企業」というビジョンを掲げ、様々なチャレンジを続けられています。その一環として取り組んだBox導入プロジェクトでは、社内浸透を早期に実現。そのポイントを紹介頂きました。
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中小企業部門発表#2 株式会社アイ・エス・ビー
Boxで電帳法対応における課題の解決
株式会社アイ・エス・ビー様では2024年1月までに求められている改正電子帳簿保存法への対応に、既に導入していたBoxを活用。法律上求められている検索3要件(保存したファイルが「取引年月日」「取引金額」「取引先」で検索できるようにすること)への対応や、煩雑になりかねない文書管理を効率化する方法をご紹介頂いています。
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中小企業部門発表#3 日光ケミカルズ株式会社
現場が“本気を出せる”セキュアな環境づくり実現に向けて
化粧品の原料や医薬品・食品などの添加剤の開発・製造を行う日光ケミカルズ株式会社様では、従業員がよい環境で働くためにBoxを活用。「複数システムにデータが散らばらない環境づくり」と「アクセス権をもれなくコントロールできる環境づくり」に取り組まれています。 現場の働きやすさとセキュリティを両立した環境づくりについて紹介頂きました。
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中小企業部門発表#4 株式会社エポック社
Box活用による海外グループ会社とのコラボレーション強化
株式会社エポック社様では自社グループで商品の一連の流れを担うというビジネスモデルを採用しており、特に海外の工場や販売会社との迅速な連携は価値を提供する上で必須のものです。しかし、そこにはグローバル企業に共通する多くの課題がありました。Boxの導入と活用が、それらの課題をどのように解決したかについてご紹介頂いています。
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Box Japan 代表取締役社長 コメント
Box Japan代表取締役社長 古市克典
コンテンツ管理やセキュリティ管理がメインで、やや地味だという印象をBoxにもたれる方は少なくないかもしれません。しかし、基本的な使い方だけで満足していてはもったいないのがBoxというソリューションです。
Boxを説明する際、しばしば「おもちゃのブロックのようなもの」と話すことがあります。それは、機能がシンプルながら、ユーザーの工夫次第でなんでもできてしまう点が、ちょっとの工夫で色々なものを形づくれてしまうブロックに似ているからです。
今年4回目を迎える「Box Customer Award Japan」ですが、ファイナリストの皆様のBox活用事例には、そのような工夫が満ちています。私自身、様々な驚きに巡り合えるので、毎年このプログラムの開催を楽しみにしていますが、今年も期待を大きく上回る発表を聞くことができました。
また、昨年までは「Box Customer Award」という名前で開催してきた本イベントですが、今年は「Boxユーザー祭り’23」と名前を変え、装いも新たに開催することができました。これもユーザーの皆さんのBoxに対する関心が高まっているからこそだと考えています。この場を借りて、お礼を申し上げます。
以上、 Boxユーザー祭り’23のイベントレポートをお届けしましたが、この内容を参考にして、皆様の会社でもBoxを活用ください。そして、その成果を来年のBox Customer Award Japanで発表していただけると嬉しいです。2024年もたくさんのエントリーをお待ちしています。
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