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コラボレーションとは?これからの企業成長に欠かせないポイントを解説

 2020.10.20  Box Japan

テクノロジーの発達により、新たな職種やサービスが登場して企業間の競争も激化する中、各企業ともそれぞれの市場でイノベーションを創出する必要に迫られています。ここでは、イノベーションの促進に不可欠となるビジネスコラボレーションについて説明します。

collaboration

コラボレーションとは

「コラボレーション」とは、異なる立場の人による共同作業およびその成果物のことを指す言葉で、組み合わせの意外性や、付加価値の創造といったニュアンスが込められています。コラボレーションはビジネスにおいて商品開発から販促プロモーション、アート作品や音楽の制作にいたるまで、幅広いシーンで用いられる手法となっています。

コラボレーションはスポーツのチームプレーのようなものとも言えます。野球やサッカーなどでは、選手はスピードやパワーなどそれぞれの強みを生かし、勝利という共通の目標へ向けて連係し協力しながらプレーします。ビジネスにおけるコラボレーションも同様です。異なる知識や能力、技術を持つ集団が、お互いの強みを生かしながら、新たな価値を生み出していくことを目指していくのです。

コラボレーションという言葉が日本に定着したのは1990年代であると考えられています。最初は主にアートの分野で使われていましたが、1990年代末頃になると、経営や情報(IT)の分野にもコラボレーションという概念が浸透するようになっていきました。

この言葉が広く定着したのは2001年からサントリーが放送した缶コーヒー「BOSS」のCMシリーズがきっかけだったと言われています。このCMは同一の登場人物と設定のもとでシリーズ化され、富士フイルム、KDDI、スカパー!、ANAなど全く異なる業種の企業を「BOSS」と同時に宣伝していくというもので、当時としては非常に斬新な試みであり、大きな驚きをもって受け止められました。こうして、意外性と付加価値の創造を同時に実現した一連のCMは「コラボレーションCM」として大きな注目を集めたのです。

企業やビジネスにコラボレーションが必要な理由

現代において、企業の成長やビジネスの拡大のためにコラボレーションの必要性が強く指摘されているのには理由があります。

 

イノベーション創出の促進

1990年代以前は、企業にとって最大の経営課題は、業務の効率をいかに高めて企業活動を拡大するかという点にありました。

しかし、現代ではIT含め高度な技術の発達と活用により、新しい製品やサービスを模倣してより低コストで大量生産することも、さほど難しいことではなくなりました。このように製品やサービスが同質化、コモディティ化するスピードが早まったことに加え、人々のライフスタイルの変化やそれに伴う消費者ニーズの多様化と細分化が進んでいます。

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このような市場において、企業が競争力を維持するためのカギとして「イノベーションの創出」が叫ばれるようになりました。イノベーションとは、英語で革新や刷新を意味する単語で、ビジネスシーンにおいては革新的な製品や市場、技術を開発することを指して使われています。

こうしてイノベーションの重要性が高まっていくにつれて、「コラボレーション」も注目を集めるようになりました。今までにない新しい価値を生み出そうとするなら、既存のやりかたにとらわれず、部署や企業、業種の枠を越えた共同作業が欠かせないと考えられるようになってきたからです。

実際に、多くの企業が生き残りをかけてコラボレーションに注力しています。部署内や社内ではまかなえない能力や技術、知識、経験を外部との連携によって補うとともに、両者が互いの強みや個性を発揮し合うことでイノベーションを起こすところにコラボレーションの狙いがあります。

 

コラボレーションを成功に導く要因

日本においてコラボレーションという言葉が広く知られたきっかけの一つに、米国の経済学者マイケル・シュレーグ氏が1990年に著した「マインド・ネットワーク 独創力から協創力の時代へ」(プレジデント社、1992年)があります。この本でシュレーグ氏は、コラボレーションの成功を大きく左右する要因として以下の13項目を挙げています。

  1. 能力
  2. 目標の共有と了解
  3. 相互の尊敬、寛容、そして信頼
  4. 共有される場の創造と操作
  5. 多彩な表現形態
  6. 表現形態と戯れる
  7. 途切れないが恒常的でもないコミュニケーション
  8. フォーマルな環境、インフォーマルな環境
  9. 責任分担は明確だが、領分に制約されることはない
  10. コンセンサスにより決定する必要はない
  11. 必ずしも実際にそこにいる必要はない
  12. 識見と情報を補うために外部の人をうまく活用する
  13. コラボレーションの終了

 

シュレーグ氏が挙げているこれらの項目から、コラボレーションの成功に必要なのは個人の能力や組織の柔軟さはもちろん、時間や場所にしばられずにアイデアを共有するための環境の整備と、メンバー同士の自発的で自由なコミュニケーションが特に重要であることが読み取れます。

 

適度なコミュニケーションが必要

メンバー同士のコミュニケーションには、目標を共有するためのものと、メンバーの連携をスムーズにするためのものの2通りがあります。

 

目標を共有するためのコミュニケーションは、リーダーがメンバーを招集し、チーム全体の方向性を確認し合う定期ミーティングなどを指しています。目標共有の場合、コミュニケーションの頻度はそれほど重要ではなく、メンバー一人ひとりがチームの目標を把握し、自分がやるべきことを理解することに意味があります。

その一方、メンバーの連携を目的としたコミュニケーションは、一人ひとりが主体となってその都度、積極的に関わっていくことが重要です。

コラボレーションを目指して設けられた場では、メンバーがもともと所属していた部署や組織、業種すら異なっているケースが大半となるでしょう。様々な価値観や個性、技術を持った人々が集まっているからこそ、チームがスムーズに機能するためには、メンバー同士の密なコミュニケーションが欠かせません。それぞれの仕事に対する考え方や取り組み方が異なることを前提として、互いに尊重し合い、相手のアイデアや意見を否定せずに受け入れる意識が重要になってくるでしょう。

メンバー同士の信頼関係を築くためには、コミュニケーションの回数を増やすことも大切です。それぞれが仕事の進捗状況を頻繁に共有しお互いに連携することで、ほかのメンバーからのフィードバックを得られる機会を設ければ、ミスの見落としを防いだり、特定のタスクに手間取っているメンバーをサポートしたりすることにも繋がります。

 

共有される「場」を用意することが必要

メンバー同士のスムーズな連携を行うためには、まず、アイデアや意見を共有するための環境の整備を行うことが非常に重要であるとシュレーグ氏も著書で指摘しています。この「共有するための環境」には、メンバーが集まって直接やり取りするための物理的な空間だけではなく、紙や黒板からファイル、各種のWebツールまで、アイデアを文字や形として表現し、記録しておくためのあらゆるツールが含まれています。

従来、メンバーが集まってアイデアや意見を交わす場所といえば「会議室」が一般的でした。しかし最近では、仕切られた会議室ではなく、オープンな場所に設置された打ち合わせスペースを利用する動きもあります。また、多くのメンバーの目に触れやすいところにデジタルサイネージなどを設置して、チーム内で情報を自然と共有できるようなオフィスレイアウトを採用する企業も増えています。

また、離れた場所で働いているチームメンバーとも連携できるよう、クラウドストレージやタスク・スケジュール共有ツールなどを活用した働き方が普及しつつあります。これらは「コラボレーションツール」と呼ばれ、情報の共有はもちろん、ビデオ会議やチャットツールとあわせてコミュニケーションの円滑化や生産性の向上にも有効であることから、多くの企業で導入が進んでいます。成功するコラボレーションには、このような「共有された場」が必須であり、共有された場を整備するためには、リモートワークなど柔軟な働き方を可能にするコラボレーションツールを取り入れない手はないと言えます。

まとめ

多様化する顧客ニーズに応える必要性や市場における競争環境が激化する中、単独の部署や単独の企業、同一の業種内で創出するビジネスモデルでは、イノベーション的な躍進を生み出しづらくなっています。同質化から脱却し、新たな価値を創出していくためには、それらの枠を越えたコラボレーションが大きな力となります。コラボレーションを成功に導くためには、チームのメンバーが自由に情報を共有できる環境の整備と、メンバー同士の主体的な連携が必要です。それらを可能にするツールとして、クラウドで提供されるクラウドストレージおよびビデオ会議やビジネスチャットなどのコミュニケーションとコラボレーションツールの活用がますます重要になってくるでしょう。

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